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タスクのウェイクアップ

タスクにウェイクアップのルールを設定し、決めた時刻や出来事のあとでエージェントをそのタスクに戻らせます。

作業によっては途中で待つしかありません。仕入れ先の見積もり、同僚の返事、サブタスクの完了などです。そんなときはタスクにウェイクアップのルールを追加します。「これが起きたら、このエージェントを起こして、これをさせる」というルールです。条件を満たすと、エージェントはそのタスクで通常の実行を始め、最新の状況を読み、結果をいつもどおりコメントで返します。

ルールはタスクに保存されるので、待っている間に動いている実行はありません。メンバーはタスクのサイドバーから、エージェントは実行中に CLI から次の確認を予約します。どちらも同じ種類のルールになります。

ウェイクアップを作成する

タスクを開き、サイドバーのウェイクアップ欄の右にある + をクリックします。

条件で条件を選び、時刻、待つ相手、待つステータスなど、条件に必要な項目を埋めます。

起こすでエージェントを選びます。タスクの担当者がエージェントなら、最初から選ばれています。選べるのは、ランタイムに紐づいていて、あなたが実行する権限を持つエージェントだけです。権限と Access を参照してください。

起動後に行うことに指示を書きます。たとえば「仕入れ先から見積もりがそろったか確認し、そろっていれば比較表にまとめる」。最大 12,000 バイトです。あとで編集でき、変更はそれ以降のウェイクアップにだけ反映されます。

作成をクリックします。

ウェイクアップが始める実行は作成者の代理として動きます。実行が始まる前に、作成者がまだそのエージェントを実行できるかどうかを Multica が確認し直します。

次のタスクでは、運用アシスタントが見積もりを依頼し、仕入れ先の返信を待っています。ウェイクアップを追加して、起動時刻まで早送りしてみてください。「定期チェック」を選ぶと、まだ何も届いていない日にエージェントがコメントせずに確認を終える様子も見られます。

試してみるOPS-56 · 展示会資材の仕入れ先見積もりを確認する
OPS-56 · 展示会資材の仕入れ先見積もりを確認する
運用アシスタント
仕入れ先 3 社に見積もりを依頼し、今日の終業までに返信をお願いしました。見積もりがそろうまで比較できないので、いったんここで止めます。
運用アシスタント は仕入れ先 3 社に見積もりを依頼し、返信を待っています。

待てるもの

グループ条件起こすタイミング
時間指定した時刻10 分後、1 時間後、明日 09:00、または指定した時刻。一度だけ起こします。
時間定期チェック毎時、毎日 09:00、平日 09:00 のいずれかで、あなたのタイムゾーンで計算します。終了日が必須で、その日が終わると止まります。
コラボレーション誰かが返信タスクに新しいコメントが付いたとき。特定のメンバーやエージェントに絞れます。
コラボレーションフィールドが特定の値になるタスクのステータス、担当者、ラベル、カスタムプロパティが指定した値になったとき。
実行とサブタスクエージェントの実行が終了このタスクで特定の(または任意の)エージェントの実行が成功、失敗、キャンセルになったとき。
実行とサブタスクサブタスクが終わるすべてのサブタスクが閉じた(done または cancelled)とき、または指定したステージまでがすべて閉じたとき。サブタスクがなければ起動しません。
関連関連 PR の CI が終わるPR のマージやマージコンフリクトも選べます。このタスクに直接関連付けた PR だけが対象で、複数あればどれか 1 つで条件を満たします。CI とコンフリクトは GitHub の PR だけに対応しています。
関連別のタスクのステータス別のタスクが完了、完了またはキャンセル、レビュー中になったとき。
カスタムイベントリアクション、添付ファイル、コメントの編集、スレッドの解決など、25 種類のイベントから選びます。

フィールド、サブタスク、PR、別のタスクの条件は Multica 自身が確認します。作成した時点で条件がすでに成り立っていれば、次の確認(約 30 秒以内)で起動します。CI だけは例外で、作成後に終わったチェックしか数えません。

時間以外の条件は「何かが起きるのを待つ」ルールで、設定がさらに 3 つあります。

  • トリガー回数:既定は一度だけ起動です。繰り返し起動にした場合は、最大回数(5、10、20、50 回。既定は 20 回)も決めます。
  • 最大待機:1、3、7、30 日。既定は 7 日です。
  • 期限後:既定ではエージェントを起こして対応させます。待っていたことが起きなかったと伝わります。そのまま終了も選べます。

タスクの担当者がエージェントの場合、メンバーのコメントはもともとそのエージェントを起動します。同じエージェントに「誰かが返信」のウェイクアップを追加しても実行は増えず、コメントで始まる実行に合流するだけです。追加の指示を渡したいときだけ使ってください。

起動したあと

  • エージェントはタスクで通常の実行を始め、タスク、コメント、ウェイクアップの指示を読み、最後にコメントを 1 件投稿します。コメントには「起動」タグと条件が付き、実行ログにも同じきっかけが表示されます。
  • 定期チェックで返信が必要なことが何もなければ、エージェントはサイレントチェックで終えられます。コメントは投稿せず、タスクのタイムラインとルールの起動履歴にメモだけを残します。続いたサイレントチェックはタイムラインで 1 件にまとまります。
  • エージェント自身のコメントやタスクへの変更で、そのエージェントが起こされることはありません。
  • 同じエージェントの実行がこのタスクで開始待ちなら、ウェイクアップはその実行に合流し、別の実行は始めません。
  • ウェイクアップが待っている間、タスクのヘッダーには「運用アシスタント:返信待ち」のように、タスクが何を待っているかが表示されます。クリックするとウェイクアップ欄に移動します。

確認と管理

サイドバーのウェイクアップ欄には、このタスクのルールが並びます。条件、誰を起こすか、次の起動時刻、残り時間が表示されます。ルールをクリックすると、作成元、期限、指示、起動履歴(最近の実行、コメントしたかどうか、サイレントチェックの内容)を確認できます。

操作結果
スイッチをオフ以降のウェイクアップを止め、まだ始まっていない実行を取り下げます。始まった実行は続くので、必要なら実行ログで停止します。
今すぐ起こす条件を待たずに、このルールで今すぐ 1 回起こします。
指示を編集以降のウェイクアップにだけ反映されます。実行中の実行は変わりません。
削除ルールはもう起動しません。まだ始まっていない実行は取り下げ、始まったものは続きます。
再度有効にする / 時刻を再設定一度だけのルールを起動後にもう一度有効にします。時刻指定のルールは新しい時刻を選びます。

終わったルールはウェイクアップ履歴に移ります。ルールを管理できるのは、作成者とワークスペースの owner、admin だけです。エージェントが実行中に作ったウェイクアップは、その実行を始めたメンバーのものとして扱われ、「運用アシスタント が作成(李雷 の代理)」と表示されます。

ワークスペース全体のウェイクアップは、オートパイロットページのタスクのウェイクアップタブで確認できます。状態(起動待ち・実行中、一時停止中、無効、終了)、トリガーの種類、作成元、エージェントで絞り込み、まとめて無効にしたり、タスクを選んでから新しく作成したりできます。

自動で終わる・止まる場合

  • タスクが完了またはキャンセルになると、そのタスクのウェイクアップはすべて無効になり、まだ始まっていない実行は取り下げられます。タスクを開き直しても元には戻りません。完了またはキャンセルしたタスクには作成できません。
  • 待つルールが最大待機に達すると、期限後の設定どおりに処理します。定期チェックは終了日で止まります。
  • 繰り返すルールは最大回数に達すると自動で一時停止します。待つルールはさらに、ほかのウェイクアップと互いに起こし合ったとき(人を挟まずにトリガーの連鎖が 3 回目にそのルールを通ったとき)と、1 時間に 12 回を超えて起動したときにも一時停止します。一時停止したルールは誰かがオンに戻すまで止まったままで、回数は数え直しになります。
  • 1 つのタスクで同時に有効にできるのは 32 件まで、ワークスペース全体では 1,000 件までです。

サブタスクが終わったら親を起こす

サブタスクがあるタスクでは、ウェイクアップ欄にシステムの印が付いたルールが表示されます。手で作る必要はありません。

  • あるステージのサブタスクがすべて閉じ、後ろのステージがまだ待っているときに、親タスクの担当者を起こします。すべてのサブタスクが閉じたときにもう一度起こします。ステージのないサブタスクは、最後の 1 件が閉じたときに一度起こします。
  • 担当者がエージェントならそのエージェントを、スクワッドならリーダーを起こします。メンバーには代わりにインボックスへ通知します。担当者がいなければ誰も起こしません。
  • 親タスクが backlog の間は起こしません。backlog を出たときにまとめて一度起こします。
  • 既定の指示は、どのステージが閉じ、次がどれかをエージェントに伝え、依存関係を確認してから次のステージのサブタスクを backlog から出すよう求めます。すべて閉じたときは、結果を親タスクにまとめます。

親タスクの担当者はこのルールで起こされるので、同じ目的で「サブタスクが終わる」のウェイクアップを追加する必要はありません。ステージの設定はタスクを参照してください。

個々のタスクでは、ワークスペースのメンバーなら誰でもこのルールをオフにしたり、指示(最大 4,000 バイト)を書き換えたりできます。エージェントは変更できません。変更したタスクは、ワークスペースの既定値に従わなくなります。

ワークスペースの owner と admin は、設定 → ウェイクアップで既定値を決めます。既定でオンにするか(初期状態はオン)と既定の指示です。既定の指示が空なら組み込みの指示を使います。このページには、独自の設定を使っている進行中のタスクの数も表示されます。

エージェントに自分で予約させる

エージェントは実行中に multica issue wakeup でこのタスクの次の実行を予約し、今の実行を終えます。--agent-id を省くと、コマンドを実行しているエージェント自身を起こします。自分のターミナルから同じコマンドを使うこともでき、その場合は --agent-id でエージェントを指定します。

# 明日の 09:00(上海時間)にもう一度見る
multica issue wakeup create OPS-56 --kind at --at 2026-10-21T09:00:00+08:00 \
  --instruction "仕入れ先から見積もりがそろったか確認し、そろっていれば比較表にまとめる"

# 平日の毎朝 09:00 に確認し、1 週間で終える
multica issue wakeup create OPS-56 --kind cron --cron "0 9 * * 1-5" --timezone Asia/Shanghai \
  --expires-in 168h --instruction "見積もりメールを確認し、新しい見積もりがあれば比較表を更新する"

# 李雷の返信を最大 3 日待ち、期限になっても一度起こす
multica issue wakeup create OPS-56 --event comment.created \
  --filter-actor-type member --filter-actor-id <李雷のユーザー ID> \
  --expires-in 72h --on-timeout wake --instruction "李雷の回答に沿って進める"

# タスクがレビュー中になるまで待つ
multica issue wakeup create OPS-56 --until-status in_review --instruction "成果物を確認してまとめる"
  • 時間:--kind at に --after 10m または --at <RFC3339 の時刻>。--kind every --every 1h で一定間隔(最短 1 分)。--kind cron --cron "<5 フィールドの式>" には --timezone を付けます(既定は UTC)。
  • イベント:--event のあとにイベント名をカンマ区切りで書きます。multica issue wakeup events ですべてのイベントとフィルターを一覧できます。--mode continuous で繰り返し起動になります。
  • 条件:--until-status、--until-assignee、--until-label、--until-property、--until-children-done [--stage N]、--until-pr checks|merged|conflicts、--until-issue <タスク> --until-issue-state done|ended|in_review。1 つのウェイクアップに使える --until-* は 1 つだけで、--event とは併用できません。
  • 終わり方:CLI は待つ期限を自動では付けません。--expires-in 72h か --expires-at <RFC3339 の時刻> で終わりを決めます。--on-timeout wake を付けると、イベントのルールは期限が来たときにもう一度起こします。--max-fires N(1〜1000)で繰り返すルールの実行回数に上限を付けます。
  • 返信先:--parent <コメント ID> を付けると、起動後の返信が元のスレッドに入ります。

既存のルールを管理するコマンド:

コマンド内容
multica issue wakeup list <タスク>タスクのウェイクアップを一覧する
multica issue wakeup get <タスク> <ウェイクアップ ID>1 件の設定をすべて表示する
multica issue wakeup runs <タスク> <ウェイクアップ ID>最近の実行、起動理由、サイレントチェックのメモ、コメントしたかどうか
multica issue wakeup update <タスク> <ウェイクアップ ID>create と同じフラグで設定全体を置き換え、オンに戻す
multica issue wakeup disable <タスク> <ウェイクアップ ID>オフにして、まだ始まっていない実行を取り下げる
multica issue wakeup trigger <タスク> <ウェイクアップ ID>今すぐ 1 回起こす
multica issue wakeup delete <タスク> <ウェイクアップ ID>ルールを削除し、まだ始まっていない実行を取り下げる
multica issue wakeup checkin <タスク> <ウェイクアップ ID> --note "..."返信が必要なことがない定期チェックを静かに終える。このルールが始めた実行からだけ呼べる

list、get、runs は --output table で表形式になります。ほかのコマンドは CLI を使うを参照してください。

オートパイロットとの違い

オートパイロットはスケジュールや Webhook から新しい作業を繰り返し始め、そのたびにタスクを作ることもできます。ウェイクアップは既存の 1 つのタスクに付き、決めた時刻や出来事のあとでエージェントをそのタスクに戻らせ、タスクが終わればウェイクアップも終わります。

次のステップ

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